自分が何者なのか。脳科学から生まれつきの脳の使い方を知る事ができるという測定があります。ヒューマンセンサーという診断です。かれこれ15年前に副島社長が一般向けに広げてきた事業で、もともと大手企業が人事で使用していたものらしいです。技術開発については1970年台にアメリカで大脳生理学者ロジャースベリー博士(ノーベル賞受賞らしい)が考案した大脳分割理論からできたものらしいです。
私がこの診断に出会ったのは妻がかかわっていたセミナーがもとで、当時はあまり知られていないようでした。測定者はおおむねCCタイプが多く。世の中にはCCが多いのではないかと思うほどでした。しかし、この診断を知り、測定を試す人が面白がっていたのがCCタイプだったようです。右利きと左利きのように利き手があるように、脳にも利き脳というものがあるらしいのです。13の領域に別れるタイプにはさまざまな特徴があります。右脳、左脳という言葉は多くの人に知られていますが、それに加えて、一点集中思考型と分散思考型に別れます。私は一点集中思考型です。有名人にはマザーテレサ、ガンジーといった俗世間からかけ離れた存在です。時に周りの雑音がストレスになるタイプらしいです。というわけで仙人のような暮らしが一番向いているのです。ひとりで自然と向き合う時間が誰よりも必要です。
そのため、ひとりで山登り山歩きをしてみたり、読書してみたり、ランニングをしてみたりすることが多いのです。妻は真反対とも言えるCCタイプです。診断当時、AAタイプは珍しく、診断書を周りの人から珍しがられることがよくありました。15年前は好奇心旺盛なCCタイプばかりが診断をしていたことが後にわかってきました。その他のタイプでAAタイプの人は診断からは遠い存在の方が多かったようです。学者や起業家、宗教家などが多いAAタイプです。診断料が2万円という少しぼったくり感のある怪しさに手を出す人は少なかったようです。ところが近年、さまざまなタイプの方が診断を受けているという事でした。時代と共に変わってきたのだと言えます。本物の技術が一般に広がるためには時間がかかります。この診断は自分探しの旅の支えになったり、人生を突き進む後押ししてくれるアイテムになったりできると思います。何より一度診断したものは生涯変わらないらしいので早い段階で知っておくと案外お得なものなのではないかと思います。親子でも全くタイプが異なることもよくあるので特にお母さんと子どもの関係づくりには効果的です。