研修中止と「未来の先生」

 突然ですが感染防止対策のため、対面での研修は中止になりました。数名を残して研修生は解散となり家に帰れないわずかな人数で過ごすことになりました。幸い宿泊はできるようなのでお願いしたところ、二人部屋を個室で使用させていただくことになりました。

 2日目は今後の対策のため、スタッフはオンライン研修に切り替えるようです。準備のため1日暇になりましたので、爽やかな晴天を利用し近くの高尾山にひとりで登ることにしました。さすがに都心から一番近い山とあって混雑具合も半端なく、アミューズメントパークさながらの混雑ぶりです。ゴールデンウィークという実感が湧きました。数年前、コロナ感染がまだない京都のような雰囲気です。登山の服装や道具は無いのでスーツで歩きました。ケーブルカーは大混雑でしたので、歩いて登ります。標高600mの山ですので片道1時間くらいかけてゆっくり登りました。舗装道路がほとんどで登山という感じは全くしませんでした。山頂はさらに大混雑。途中のコンビニで購入したおにぎりを食べるとすぐに下山です。眺めも良いのですが、何しろ人が多くてのんびりはしていられません。下は上りと違う登山道を選びました。途中ぬかるんでいたり木の根が滑ったりする本格登山道でしたので、スーツを汚さないように気をつけながら降りました。トレランの練習コースにもなっているようで、あえてこちらのコースを走っている人の気持ちもわかります。おかげで混雑は皆無で少し山の雰囲気を味わいました。山を降りて登山口でコーヒーを飲み研修施設に帰ることにしました。

 背中のリュックには研修で使うPCやタブレットを背負ったまま、結局使うことはありませんでした。しかし、オンラインで別の研修に申し込んだことを思い出し、イヤホンで聴きながら帰路につきました。「未来の先生」というイベントでICT活用がテーマの研修でこれまでも幾度となく参加してきました。有名な先生方が対談するのですが、すでにICTを使う学習があたりまえになった未来での学習について言及が及んできていることです。コロナ禍の賜物であったICT活用とGIGAスクール構想による未来の学習のあり方について今回の研修のテーマとほぼ同じ世界観をもっているということに注目しました。このことを経産省が牽引していることも不思議な感覚でした。

 文科省の提言している「令和の日本型」の学習も近いところにあるのでしょうが、経産省の方が先を見越している感が強いということです。

 山を降りてからカフェでゆっくりしようとも思いましたが、結局、高尾山が研修施設から思いのほか近いところでしたので帰り着くと夕食の時間を共にした研修生とスタッフのみなさんと情報を共有することができました。

 きっと高尾山のパワーがインスピレーションを与えてくれたことに感謝。今日も生かしていただいてありがとうございます。

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