断捨離

 学校は廃棄物がとっても蓄積してしまうところです。特に教材や印刷機器、視聴覚機器、情報端末など過去30年にもわたって放置されていることがよくあります。夏休みで子どもたちがいない時こそ処分する絶好の機会です。ここ10年間行く先々の学校で断捨離を敢行してきました。現在勤務している学校でも何とかしなければという思いはありましたが、さまざまな事情でなかなか敢行出来ずにいました。ようやく今年満を持してできると持っていましたが、感染症第7波襲来により何かと騒がしくなってきました。さらに、職員もなかなか集まりません。これまで作業をするには必要なものと不必要なものを分別し使えるものは再利用して使えるように配置することが最大のテーマです。現在勤務中の学校は視聴覚備品や情報機器が有り余るほど倉庫に眠っている現状でした。ところが、それを使ったり配置したりしたくても生徒指導上の問題や、破壊行為によってできない状況が続いていました。倉庫や空き教室には全て鍵がかけられ教育活動も厳しい状況の中、使われずにお蔵入りになって忘れられた備品が山のようにあるのです。昨年度まではこのような状況のためどうしようもなかったのですが、本年度は状況が変わりました。多くの職員はほっとしています。よって、少し息抜きのできる夏休みとなっていると思います。とにかく、感染症対応もあり休暇を長く取る職員も出ている状況ですので、わずかな人数によって実行している最中です。

 それにしても、夏休みは長い休暇を取りたい気持ちは山々です。旅行や行楽に出かけることが楽しみです。近年の異常な暑さはよる年並みもあり、外に出ることは億劫うになりますが、夏休みにできることをワクワクしながら妄想することが何より楽しみです。その中に断捨離があります。教室内がすっきりと整頓され、美しく様変わりすることが何より嬉しいのです。問題は断捨離した古い美品の数々です。不燃物がほとんどとなりますが、中には簡単に捨てられないものもあります。それが、近年のGIGAスクールにも関係しています。何しろ情報機器については5年一昔で日進月歩で技術が進むものですから、最新機器もあっという間に古めかしくなってきます。校内には5年前、10年前と活躍したマシンが所狭しと転がっていました。放置状態が長く続いたためか更新もなされていない危機に改めて光を当てることにしたのです。今や子どもたち一人ひとりに端末が与えられている状況で昔のPCの立ち位置はどのように考えるのかが難しくなってきました。指導者のリテラシーが試されるところですが、幸い学校にはICT支援員が入っています。専門家として技術者として心強い味方です。2学期には学校が生まれ変わったような新鮮な雰囲気を醸し出したいと狙っています。

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