探究活動

 今回の研修で探究活動の実践に取り組みました。学校では総合的な学習の時間に行われることが多いのですが、教科と大きく異なることは自分で探究活動の課題を見つけ取り組むことです。身近な環境の中から体験、観察、実験、調査活動といった学習を自分で計画して取り組みます。自分の課題は何か探究の道筋はどうか。探究するにあたって取り組みは正しく進んでいるか。最後には探究した結果を伝えます。どのような方法で伝えるか。伝えることの内容は課題に対して適切なものになっているか。調査した時の情報の信憑性はどれくらいのレベルか。そのことをよく理解して活動に取り組まなければいけません。

 安易にネットの情報をそのまま使うわけにはいかないので、情報のリソースにできるだけ近づくこと、体験すること、聞くこと、本を読むことなど調査活動もその労力には値するものがあります。

 今回は時間も限られた中で調査活動とネットでの情報検索、それを活用して既定の時間に合わせて動画を作成してみました。動画作成については今のPCの能力は素晴らしく高くなっており、軽いノートブックPCでも10分程度であればかなり作り込むことも可能です。プロ用のアプリがなくても標準装備の動画編集アプリでなんとか作ることができました。問題は素材です。素材が自分との関わりのある映像を使うことが求められます。撮影はタブレットで行いますが、懸念するべきは音声と文字情報だと思いました。音声についてはマイクの感度が問題で、周りがうるさいと音声情報が雑音にしかなりません。マイクだけは良いものを使った方が良さそうです。今から思えばワイヤレスイヤホンのマイクを活用すればよかったのではないかと思いましたが、知恵が回りませんでした。映像に追加するテロップですが文字の打ち損ないや短くて適切な言葉の使用がポイントです。これについてはかなり神経を使います。とにかく、誤字などがないようにすることや間違った言葉を使わないようにすることに気を使いました。

 最後に、情報源となるリソース先の情報を必ずつけておかなければいけません。著作権については気を使う必要があります。ネットを利用することは容易いようで案外めんどくさいものだと思いますが、違法な方法を使うことができないところです。これについても改めて学習になったと感じています。

 今回一番成果として挙げられるとすれば、一連の活動をするにあたって大変モチベーションを高く保つことができました。グループが少人数であったことや個人作業でできることが多く、自分の思った通りに構成することができたこと。探究活動することで新たな事実や発見が多く、知らない土地のことが時空を超えて理解できるようになったことだと思います。ワクワクしながら取り組むことができる探究活動は学びの大きな力になってくることを体験できました。

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