今年のゴールデンウィークは飛び石となり、5月2日が間にはいります。ここを休日にすると7連休ということになるのですが学校を休みにすることに関して議論が分かれます。大型連休中に仕事が入る保護者からクレームが出ているようなのです。一方では働き方改革という旗印のもと教職員のリフレッシュとして大型連休を利用する動きもあります。学校教育は常に社会と連動しているといえますが、教職員は4月から新年度を迎え入学式とともに目まぐるしい日々を送っているのです。そんなことは教職員だけではないという声も大きいと思いますが、この間にどれだけ無駄な時間をつぶしてきたかという議論はありません。2年間の感染症対策の打開策として進めてきたデジタル機器を用いた業務効率化が進んだところと従来通りに業務を行ってきたところでは大きく差がついていることだと思います。残念ながら今の管理職や教育委員会の力では難しいのではないかと感じています。こと、地方自治体に行けばその間は強いものがあります。デジタル機器を子どもたちに使わせるということは進みつつありますが、肝心の教職員はどうでしょうか。7連休にするもしないもデジタル技術の腕の見せ所と考えています。ただ、デジタルを使った学習は効率的であり、これからの学習に不可欠なものですが、もっと大切なことは学校ではないリアルな社会での学びだと思います。五感を通して学ぶ体験学習はもっと多くの時間を使うべきです。そのためのデジタル機器という視点が必要です。7連休かどうかは大人の議論ですが、子どもの視点で見た7連休こそ学習の場とすることが大人の責務だと考えます。必ずしも学校でなければならないこともないのではないでしょうか。