久々にランニングがしたくなったのでふるさとの山道をゆっくり走りました。山道と言っても車が通ることのできる舗装道路です。基本的に林道ですので細くてほとんど自動車は通りません。新緑の美しい木々をすり抜けたり、遠くの山並みを眺めたりしながら気持ちよく走ります。ペースは1キロを8分弱かけ、上り坂はほとんど歩いています。いずれにしてものんびりと楽しみながら走ります。
少し前に購入していたトレラン用のザックを持ち出し、この度初めて使ってみました。タイトな作りになっていてストラップがぎりぎり届くようで少しきつかったかなと思いましたが、走っているうちに体に馴染んでちょうど良くなりました。このところ、あまり運動らしいことをしていなかったので、走り初めからすごく緩やかなペースです。
コースの途中に照明が一切ないトンネルが一つあります。手にライトを持って走りますが、300mほどのトンネルはやはり不気味です。入口から出口も見えているのですが、走ってみると結構時間がかかり、なんだか異次元へ繋がっているような錯覚さえ思えてしまいます。このまま出口がなくなったらどうしようか。とか、出口だと思ったらあの世だったなんて勝手な妄想をしながら走っているとついついオーバーペースになってしまいます。トンネル通過中は他に誰も通りませんでした。
雲も湧いてきて蒸し暑くなってきました。山の天気は変わりやすいのでレインウェアは携帯していますし、500mlの水を入れたペットボトルとドライフルーツを非常食に入れています。少しずつ水を飲みながらゆっくり進みますが、下り坂の方が負担がかかり足にきついのでペースを抑えて走りました。フラットなところはほぼなく、上り下りを頻繁に繰り返しながら約17キロほど走りました。
かつてトレランの大会に出場していた頃が懐かしいです。20キロを走るトレランの感覚を少し思い出しました。最近はコロナと仕事の影響でここ3年ほど長い距離を走っていませんでした。その間に、体重の増加と超過勤務のためすっかり調子を落としていたのですが、ようやく体力も戻ってきた感じです。願わくばもう少し軽量化とスタミナ増強が必要かなと思いました。